財務省が5日発表した2020年度の一般会計決算概要によると、国税収入は60兆8216億円(従来見込み額55兆1250億円)となった。18年度の60兆3564億円を上回り、2年ぶりに過去最高を更新。消費税増税に加え、新型コロナウイルス禍を受けた巣ごもり需要や米中経済の回復を背景に法人税収が上振れ、基幹3税(所得税、法人税、消費税)はいずれも前年度から増加した。
 消費税は19年10月に税率を8%から10%に引き上げた効果が通年で反映され、税収が20兆9714億円(前年度比2兆6187億円増)に拡大。消費税の税収は所得税を上回り、基幹3税で初めて最大となった。所得税は19兆1898億円(191億円増)。給与や配当税収は減少したものの、株式譲渡税収などが増えた。
 法人税収は11兆2346億円(4375億円増)で昨年12月時点の見込み額から3兆円超上振れした。自動車などの製造業や、ゲームなど巣ごもり消費関連の企業業績が堅調だった。 (C)時事通信社