全国銀行協会が7日発表した預金・貸出金速報によると、全国110行の6月末の貸出金残高は前年同月比0.4%減の533兆3704億円と、2011年8月以来、9年10カ月ぶりのマイナスとなった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う手元資金確保の動きが、大企業を中心に一服したためとみられる。
 前月比では過去最高だった3月末の約537兆円から3カ月連続で減少した。
 業態別では3メガバンクを含む都市銀行5行が前年同月比3.3%減と2カ月連続のマイナス。一方、地方銀行は2.2%増、第二地方銀行が3.3%増。全銀協は、飲食・宿泊など中堅・中小の対面型サービス業者を中心に「引き続き資金需要がある」と分析している。
 総預金から手形・小切手を除いた実質預金の残高は4.3%増の856兆8307億円だった。 (C)時事通信社