【ニューヨーク時事】米製薬大手ファイザーは8日、世界的に感染が広がる新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」に特化したワクチンの開発を進めていると明らかにした。8月に臨床試験(治験)の開始を予定している。
 一方でファイザーはデルタ株に関し、2回の接種を必要とする同社の従来型ワクチンでも強力な抗体ができるほか、3回目接種によってさらに抗体の水準を高めることが可能との見方も示した。
 ファイザーによると、3回目接種に関する治験で好結果が出ており、8月にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する見通し。
 治験の初期データでは、ワクチン接種を完了した人に半年後に3回目を投与したところ、感染を防ぐ「中和抗体」が高水準でできることが示された。コロナの従来株と「ベータ株」(南アフリカ型)に対する抗体の水準は、2回目接種後に比べ5~10倍になったという。 (C)時事通信社