【ジャカルタ時事】インドネシアから退避する日本人を乗せて14日に運航された「特別便」をめぐり、在留邦人の間に混乱が広がった。「政府がチャーター機を飛ばす」との誤解が生じたためで、大使館に問い合わせが殺到した。
 関係者によると、特別便は清水建設が日系航空会社に委託し、14日の貨物便で駐在員らを成田空港へ輸送した。運航に政府は関与していないが、「1日2000人に限定している入国者数の枠外で受け入れる点が特別だ」という。
 加藤勝信官房長官が13日の記者会見で特別便の運航を紹介すると、テレビ局が「特別便がインドネシアへ向かう」と速報。中国・武漢に昨年送られた政府チャーター機と絡めて報じた新聞もあった。
 在留邦人の間で「政府がチャーター機を飛ばす」との誤解が広まり、混乱が発生。在インドネシア日本大使館には「どうすれば乗れるのか」といった問い合わせが13日だけで数十件寄せられ、14日も続いた。
 インドネシアでは新型コロナウイルス感染者が激増し、連日800人以上が死亡。日本人も13日までに14人が亡くなった。一時帰国する邦人が増え、全日空と日本航空の日本行き便は今月いっぱい満席となっている。 (C)時事通信社