西村康稔経済再生担当相は15日の参院内閣委員会閉会中審査で、新型コロナウイルス対策として打ち出した酒類の提供停止をめぐる一連の政府対応の混乱について「申し訳ない」と重ねて陳謝した。野党の辞任要求に対しては「反省すべきは反省し、事業者の皆さんに寄り添いながら、感染拡大を抑えることに全力を挙げる」と拒否した。
 政府は支援金を申請する酒類販売事業者に、酒類提供停止に応じない飲食店とは取引しないことを誓約させるよう都道府県に促した事務連絡も廃止した。西村氏は「酒販関係の皆さまが取引の安定、事業の継続に大変な不安を持たれている状況を真摯(しんし)に受け止めた」と説明した。
 感染対策に関し、政府分科会の尾身茂会長は「もうそろそろ人々の行動制限だけに頼る時代は終わりつつある」と述べ、対策の柱としてきた行動自粛要請が限界に直面していることを認めた。
 一方、丸川珠代五輪担当相は、東京五輪のため来日した関係者の行動制限が守られていないとの一部報道を受け、大会組織委員会側に対し、対象者を速やかに特定して、厳格な処分を行うよう求めたことを明らかにした。 (C)時事通信社