ANAホールディングス(HD)は15日、移動型端末を「分身ロボット」として遠隔操作し、自宅などに居ながら観光施設を見学する新サービスを始めると発表した。夏休みに合わせ、神奈川県箱根町の「箱根ガラスの森美術館」など4施設で無料体験のキャンペーンを実施し、秋以降に本格稼働させる。新型コロナウイルス禍で航空需要が大きく落ち込む中、新たな収益源に育てたい考えだ。
 利用者は自宅のパソコンなどから端末を動かし、内蔵カメラを操作して絵画や彫刻といった展示品を鑑賞する。スクリーンには利用者の画像が映る仕組みで、観光施設のスタッフらに表情や声を伝えながら案内してもらう。
 無料キャンペーンは8月1日から31日まで。対象施設はガラスの森美術館のほか、埼玉県深谷市の「深谷大河ドラマ館」、高松市の「新屋島水族館」、鳥取県倉吉市の「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」。
 端末は、ANAHDが設立したベンチャー企業「avatarin(アバターイン)」(東京)が開発した。用途は「観光」に限らず、一般企業などに有料で貸し出す。 (C)時事通信社