国際オリンピック委員会(IOC)に新型コロナウイルス対策を助言する公衆衛生の専門家、ブライアン・マクロスキ氏が19日、東京五輪のメインプレスセンターで記者会見し、大会に参加する選手と関係者に陽性者が相次いでいる現状に関し「これまでのところ想定内だ」との見解を示した。
 選手村に滞在していたサッカー男子南アフリカ代表の選手2人とチーム関係者1人の陽性が確認され、チーム内の21人が濃厚接触者となった。これも踏まえて、マクロスキ氏は「選手村は安全」と述べた。外部との接触を遮断するバブル方式への懸念については「分離はうまくできている。日本国民にまん延させることはない」と答えた。
 濃厚接触者は行動制限を守り、PCR検査を毎日受けた上で、競技開始6時間前の検査で陰性なら出場できる。マクロスキ氏は「PCRの感度は高く、陰性なら6時間後に感染させる可能性は低い」と説明。米疾病対策センター(CDC)など複数の欧米専門機関が、過去15~18カ月に公表した接触者追跡データを科学的根拠に挙げた。 (C)時事通信社