経団連の十倉雅和会長は20日の記者会見で、東京五輪開会式への出席を見送ると明らかにした。五輪大会の最高位スポンサーを務めているトヨタ自動車の豊田章男社長とパナソニックの楠見雄規社長も見送る考え。新型コロナウイルスの感染拡大で大会開催に慎重な世論が根強い中、経済界で開会式を欠席する動きが相次いでいる。
 経済同友会の桜田謙悟代表幹事や日本商工会議所の三村明夫会頭も欠席する意向だ。
 理由について、十倉氏は、コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令や五輪開催をめぐる混乱などを「総合的に勘案」した結果と説明した。その上で「出席しないことでオリンピックの意義や価値が変わるものでは全くない。成功を心から願っている」と強調した。
 経団連によると、14日に大会組織委員会から開会式への招待があり、16日に欠席すると回答した。十倉会長は「家族皆でテレビを見ながら応援した方が楽しいと思う」と語った。
 NTT、富士通、NECも会社幹部らの出席を控える方針だ。 (C)時事通信社