「土用の丑(うし)の日」の28日に向け、百貨店やスーパーでは例年より豪華なウナギの売れ行きが好調だ。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛で、時には自宅でぜいたくな食事を楽しみたいという家庭が増加。今年は「23日開幕の東京五輪を観戦しながら、うな重を食べるという需要も見込める」(大手百貨店)と期待する。
 大丸東京店(東京)の売れ筋は、産地や調理方法の異なる5種類のウナギが味わえる3~4人前の「うなぎ食べ比べ弁当」(6800円)。ご飯の中にもウナギが入っている1人前の「ゴージャス中入れうな重」(6990円)も人気だ。
 ウナギの予約が前年、前々年を上回っている西武池袋本店(東京)では、客1人当たりの注文数が平均4個を超え、例年より多い。担当者は「自宅で家族そろってウナギを味わおうという人が多い」と分析する。
 イオンリテール(千葉市)は地域限定で、2~3人で食べられる特大サイズのウナギかば焼きを販売。前年の2.5倍の数量を用意した。ウナギの稚魚が豊漁でウナギの仕入れ価格が下がったため、全体的に前年に比べ1割ほど値下げした。
 ローソンは、国産ウナギを使った「特々上 うなぎ蒲焼重(1.5尾)」(3880円)の予約を受け付けている。「『コロナ疲れ』を解消するため、ぜいたくなウナギを食べたいというニーズもあるだろう」(広報)とみている。 (C)時事通信社