ビール大手がアルコール度数を1%未満に抑えた「微アルコール」のビールやハイボールを相次ぎ発売する。新型コロナウイルス感染拡大で長くなった自宅での時間を充実させるため、家で飲んでも「酔い過ぎたくない」人が増加。健康意識の高まりも需要を後押ししている。
 サッポロビールが9月14日に発売するのは、ビール風味の「ザ・ドラフティ」(350ミリリットル缶、想定価格154円)。度数は0.7%と一般的なビール(5%程度)に比べわずかだが、「麦のうま味が感じられる味わい」(同社幹部)に仕上げたという。ノンアルコールビールでは満足できない人に売り込む方針だ。
 アサヒビールが3月に発売した0.5%のビール風味「ビアリー」は、消費者から「酔わずにおいしく飲める」と好評という。9月には0.5%のハイボール「ハイボリー」(350ミリリットル缶、希望小売価格195円)を発売する。スコットランド産のウイスキー原酒を使い、お酒が弱い人でも豊かな香りを楽しめる。
 メルシャン(東京)やサントリーワインインターナショナル(同)はアルコール度数を通常の半分程度に抑えたワインにも力を入れる。若者を中心に需要が見込まれ、各社は幅広い年代の消費者に気軽に楽しめるお酒をアピールしたい考えだ。 (C)時事通信社