【フランクフルト時事】ドイツのバイオ医薬品企業ビオンテックは26日、マラリアワクチンの研究開発を行い、2022年末までの臨床試験(治験)開始を目指すと発表した。米ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスワクチンと同様、遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を活用する。
 マラリアワクチンは、英製薬大手グラクソ・スミスクラインの製品もあるが、ビオンテックは一段と有効性の高いワクチンの開発を目指す。英オックスフォード大学の研究チームも治験を実施中だ。
 マラリアは蚊によって媒介され、発熱などの症状を引き起こす感染症。世界保健機関(WHO)によると、19年には推定40万人以上が死亡し、その多くはアフリカ地域の5歳未満の子どもだった。
 ビオンテックはWHOなどの支援を受け、アフリカでのワクチン生産施設の整備についても検討を進める。 (C)時事通信社