東京都が27日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の2848人となったことに、都民らからは不安とともに、五輪開催の影響を指摘する声が聞かれた。
 中央区晴海の選手村周辺。近くに住む会社員の飯田章子さん(48)は「そんなに行ったんですか」と驚いた様子。五輪について「去年より状況が悪くなっているのに開催するのはおかしい。これから感染者が増えるのでは」と心配そうに話した。
 同区の主婦(33)は「五輪で盛り上がっているので仕方ない。危機管理面で気が緩んできている」と冷静な口調。ただ、選手村が近いため「人の出入りが多く、不安がある」と話した。
 一方、この日も多くの人出でにぎわった銀座。川崎市の会社員大脇一真さん(56)は過去最多の数字に「もう驚きもしない」とあきれ顔。五輪についても「始まったのでテレビで観戦しているが、もともと反対だった」と話し、「中途半端な緊急事態宣言ではなくロックダウン(都市封鎖)するしかない」と語気を強めた。
 埼玉県から来た大学生の女性(19)は「あまり気にしていない」とさばさば。「今は感染者の数字を恐れず、選手が精いっぱいのプレーをできるようにすべきだ」と言い切った。 (C)時事通信社