【ワシントン時事】CNNテレビなど複数の米メディアは27日、バイデン大統領が連邦機関の全職員に、新型コロナウイルスのワクチン接種か定期的な感染検査を義務付ける方針を決めたと報じた。デルタ株拡散に伴う新規感染者の増加を受けた措置で、29日に正式発表する見通しという。
 米連邦機関では退役軍人省が、現場の医療関係者のワクチン接種義務化を決めたほか、ニューヨーク市なども職員のワクチン接種または定期的な感染検査を義務付けている。バイデン氏は27日、連邦職員の接種義務化について、記者団に「検討中だ」と語った。
 一方、疾病対策センター(CDC)は27日、新型コロナの感染防止に向けたガイドライン(行動指針)を見直し、感染リスクの高い地域ではワクチン接種を終えていても、公共の場の屋内でマスクを着用するよう呼び掛けた。ワクチン接種後は大半の場所でマスク着用不要とした従来の立場を修正した。
 マスク着用の対象地域は、感染リスクが「高い」ないし「かなり高い」とされた郡で、南部や西部を中心に全体の約63%が該当する。CDCのワレンスキー所長は記者会見で、「ワクチン接種を終えていても、まれにウイルスに感染し拡散させることを示すデータがある」と指摘した。 (C)時事通信社