首都圏の百貨店大手が「デパ地下」の総菜やスイーツを家庭に配達するサービスを相次ぎ開始している。新型コロナウイルス感染拡大や真夏の暑さで、外出せずにごちそうを味わいたいという消費者のハートをキャッチ。「東京五輪観戦のお供にという需要も追い風」(百貨店大手)となり、注文が増えている。
 西武池袋本店(東京)の「デパ地下グルメお届け便 e.デパチカ」は、同店の周辺地域が対象で送料は500円。2キロ圏内なら注文を受けてから最短45分で届ける。22日からの4連休には注文が連日100件を超えた。
 メニューは、今年2月の開始当初は250種類だったが、今月には400種類へ拡大した。「オードブルやクラフトビールが人気だ」(広報)という。
 松屋銀座(東京)は、デパ地下商品のほか、店内レストランの弁当をバイク便で即日配送するサービスを今月22日に開始。松阪牛のバーベキューセット(約4人前2万778円)など「夏休みを迎えた家族向け商品を充実させた」(広報)といい、ファミリー層の獲得を狙う。
 三越伊勢丹(東京)が手掛ける「イセタンドア」は、専任のバイヤーが厳選した食材や総菜を毎週届ける会員制サービス。2018年にスタートしたが、コロナ禍に伴う巣ごもり需要により、この1年で会員数が倍増している。 (C)時事通信社