新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が発令されている埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県は28日、国に緊急事態宣言の発令を要請する方針を固めた。29日にも要請する。人出の増加や、感染力の強いインド由来のデルタ株の広がりから、感染が急拡大しているためで、各県では危機感が強まっている。
 千葉県は28日、宣言発令を要請することを決めた。県庁で記者団の取材に応じた熊谷俊人知事は「感染の急激な増加傾向が続き、いよいよ危機的水準に達しつつある。3県そろって要請しないといけない局面だ」と強調。29日に埼玉、神奈川両県知事と共に西村康稔経済再生担当相と協議する方向で調整していると明らかにした。
 神奈川県の黒岩祐治知事も28日、「あした(29日)、3県で共同の要請をまとめ、国に求めていく段取りになると考えている」と記者団に語った。埼玉県は28日夜、医師らで構成する専門家会議を開いて国に宣言発令を要請する方針を諮り、了承された。 (C)時事通信社