国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長は29日、日本国内の新型コロナウイルス新規感染者が増え、医療体制の逼迫(ひっぱく)が懸念されていることと、五輪開催の関連について記者会見で問われ、「パラレルワールド(別の世界)で生活している。私の知る限りでは、選手や五輪の関係者から、東京の人々に感染を広げた事例は一つもない」との認識を述べた。
 アダムス氏は、大会におけるコロナ対策について、「この五輪はおそらく、世界中で最も検査が行われているコミュニティーであり、選手村では最も厳しい制限がかけられている」と言い、安全と安心を確保しているとの見解を改めて示した。
 大会組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは、27日までに海外から来日した選手・関係者が約4万人で、そのうちコロナ陽性の事例が89人、さらに入院したのは3人であるとし、「日本の医療システムへの影響を最小化している」と語った。 (C)時事通信社