自動車大手8社が29日発表した2021年上半期(1~6月)の国内生産台数の合計は、前年同期比16.0%増の399万台だった。前年同期に新型コロナウイルス禍を受け大規模な工場の操業停止が相次ぎ、生産が落ち込んだ影響でプラスとなった。ただ、世界的な半導体不足などで各社とも減産を強いられ、コロナ前の19年上半期(約470万台)には及ばず、回復のペースは鈍い。
 国内生産は、8社中7社がプラス。14.3%減と唯一マイナスだったホンダは、5月に鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の稼働を5日間停止するなど、半導体不足による相次ぐ生産調整が響いた。最近は各社ともコロナ感染再拡大による東南アジアからの部品供給難も目立ち、「引き続き状況を注視する必要がある」(トヨタ自動車)などと慎重な見方が多い。 (C)時事通信社