喫茶店の朝食サービス「モーニング」発祥の地を標ぼうする愛知県一宮市の商工会議所は、市内の喫茶店を紹介する「一宮モーニングマップ」を発行した。同様のマップ作製は15回目。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今回は県の「安全・安心宣言施設」に認証された96店の代表的なメニューなどを掲載した。市の観光案内所など約270カ所で無料配布する。
 同市のモーニングはドリンクを頼むだけでトーストやサラダ、果物などの豪華なサービスがつくことで有名。
 商工会議所は10月にJR尾張一宮駅前のビルで、モーニングのテークアウトメニューの人気を競うグランプリも開催する予定。会場での購入者に加え、ふだん喫茶店を利用している人などによるオンライン投票も可能にする。インスタグラムでの写真コンテストも計画している。
 2020年は市内の喫茶店もコロナにより打撃を受けた。喫茶店は午後8時以前に店を閉めることが多く、県の休業協力金制度から漏れたため、商工会議所は独自の協力金制度を設けるよう市に要望し実現するなど、応援を続けてきた。
 商工会議所の一宮モーニング協議会の森隆彦会長は「おもてなしの心から始まった文化。喫茶店に寄り添い、文化を継続させていきたい」と話している。 (C)時事通信社