厚生労働省は30日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象を原則40歳以上とすることを決めた。同日の専門部会に諮り、了承された。専門部会は予防接種法上の「臨時接種」に位置付け、公費負担とすることも認めた。同省は自治体などでの使用を想定し、今後体制を整備する。
 専門部会は、重症者の割合が40代以上で高い点や、欧米などで推奨年齢が設けられていることを考慮した。他方、40歳未満でも、アレルギーなどで他社製ワクチンが打てない場合は接種を認めた。接種間隔は4~12週で、「最大の効果を得るためには8週以上置く方が望ましい」とした。
 同社製ワクチンは5月に薬事承認されたが、接種後に生じる血栓症などが海外で報告されていることを考慮し、国内での使用が見合わせられていた。同省は接種後28日以内に確認された血栓症について、副反応として医師に届け出を求めるほか、数千人規模を想定した健康調査を行う方針。 (C)時事通信社