【ワシントン時事】バイデン米大統領の首席医療顧問を務めるファウチ国立アレルギー感染症研究所長は1日、ABCテレビのインタビューで、国内で再拡大している新型コロナウイルスの感染について「(今後も)状況は悪化するだろう」と警告した。ロイター通信によると、新規感染者数の水準は過去10日間でほぼ倍増している。
 ファウチ氏は「米国では感染拡大を防ぐほどではないが、昨冬のような状況に陥らない程度の割合の人々がワクチンを接種した」と説明。ロックダウン(都市封鎖)の必要性には懐疑的な見方を示した。
 ただ、感染力が強いデルタ株の広がりに伴い、新規感染者数が飛躍的に増えていると指摘。「国内にはワクチン接種対象でありながら、未接種の人が1億人いる」と述べ、速やかに接種を受けるよう呼び掛けた。
 疾病対策センター(CDC)によると、ワクチンを少なくとも1回接種した国民は1日時点で人口の57.7%、必要な回数を接種済みの国民は49.6%にとどまっており、いかに未接種者にワクチンを接種させるかが課題となっている。 (C)時事通信社