自民党二階、石原両派は2日、東京都への緊急事態宣言の期限が8月31日まで延長されたことに伴い、政治資金パーティーの開催時期を延期した。新型コロナウイルス感染が急拡大する中で実施すれば世論の反発を浴びかねないためだ。ただ、秋の衆院選を控え「軍資金」の確保は不可欠で、対応に頭を悩ませている。
 両派は当初、いずれも6月に開く予定だった。しかし、累次の宣言発令や期間延長を受け、それぞれ3度目の延期を決定。新たな日程について二階派は未定で、石原派は9月15日とした。
 二階派関係者は「9月になると思う。今週中には決めたい」とした上で、「コロナの状況や党総裁選、衆院選が入るかもしれないと考えると先が読めない」と表情を曇らせる。石原派関係者は「衆院選へ金があるに越したことはないが、他派閥に先んじるのは避けたい。日程に余裕がなく開催は運次第だ」と漏らした。
 自民7派閥のうち、パーティーを実施していないのは4派。細田派は9月6日、竹下派は同7日の予定だ。竹下派幹部は「宣言下で開いたら笑われる」と述べ、感染状況によってはさらなる延期の可能性を示唆した。
 一方、麻生派は4月、岸田、石破両派は7月にそれぞれ、東京都が宣言中ではない期間に済ませた。ただ、岸田、石破両派は4度目の宣言開始直前となったため、インターネット上では「こんなときにパーティーをやっている場合か」との批判を招いた。
 また、岸田派では開催直後に秘書ら6人の感染が発覚。パーティーに起因するクラスター(感染者集団)発生の可能性も指摘され、同派幹部は「多くの皆さまに不安を与え、おわびしなければならない」と陳謝している。 (C)時事通信社