4日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが0%ちょうどまで低下(債券価格は上昇)した。2020年12月16日以来、約8カ月ぶりの低水準。新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気の先行き懸念から、比較的安全性が高いとされる国債を買う動きが広がった。
 10年物国債は3日に取引が成立せず、2日の終値は0.015%だった。世界的に変異株の感染が拡大しており、米国など海外市場でも長期金利は低下圧力が強まっている。市場では「海外市場の動向次第で、日本の長期金利が一時的にマイナスとなる可能性は十分ある」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジスト)との見方が出ている。 (C)時事通信社