2021年産の新米商戦が始まった。全国に先駆け、早場米として出荷された宮崎県産コシヒカリの店頭価格は、前年よりもやや安め。新型コロナウイルス禍による外食需要の低迷長期化で、コメ価格が下落傾向にあることが影響した。
 首都圏で食品スーパーを展開するいなげやの板橋小豆沢店(東京都板橋区)では、4日のチラシの目玉に据えた。価格は、前年より100円安い1680円(5キロ入り、税抜き)。目に留まりやすい売り場に並べ、新米登場をアピールした。
 店長は「巣ごもり需要で子育て世代から高齢者層までコメが幅広く売れている。新米も期待できそう」と話す。
 今年は梅雨入りが早かったため、当初は日照不足などが心配された。だが、現在は「質、量とも申し分ない」(JA宮崎経済連)という。
 主食用米は政府の飼料用米への転作奨励で減産傾向にある。集荷業者は「新米は安く始まるが、来春にかけ値上がりする」とみている。 (C)時事通信社