厚生労働省が6日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報値)によると、現金給与総額は前年同月比0.1%減の44万2148円だった。前年同月を下回るのは4カ月ぶり。このうち、残業代などの所定外給与は18.3%の大幅増だったが、新型コロナウイルス感染拡大で企業業績が悪化する中、賞与は削減。現金給与総額全体を押し下げた。
 所定外給与の上げ幅は、比較可能な2013年1月以降で2番目の伸びだった。コロナ禍で大幅減となった昨年6月の反動が出た格好で、産業別では製造業が44.0%増と最も伸びた。賞与を含む特別に支払われた給与は2.3%減の17万7128円だった。
 物価変動の影響を差し引いた実質賃金は、0.4%減。今年1月以来5カ月ぶりに減少した。 (C)時事通信社