菅義偉首相は6日、広島市で記者会見し、東京五輪と新型コロナウイルス感染拡大の関連について「東京の繁華街の人流は開幕前と比べて増えておらず、これまでのところ、五輪が感染拡大につながっているという考え方はしていない」と否定した。24日開幕の東京パラリンピックの観客の扱いは、五輪後の感染状況を見極めて判断する考えを示した。
 五輪関係者の感染が連日確認される中、首相は「海外から入国する選手や大会関係者については、検査や行動管理を徹底しており、感染が判明しても別行動として、しっかり管理している」と指摘。その上で「自宅での観戦や不要不急の外出自粛など、さらに人流を減らすことができるように取り組みたい」と述べた。
 パラリンピックも五輪と同様、観客の受け入れは難しいとみられている。首相は「五輪が閉会した後、(政府や大会組織委員会などによる)5者協議で判断する。緊急事態宣言下のスポーツイベントの一般ルールや、今後の感染状況が判断の材料になる」と説明した。 (C)時事通信社