【シドニー時事】ロイター通信などによると、バイデン米大統領は6日、オンライン形式で開かれた太平洋の地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」首脳会議に録画メッセージを寄せ、米国が提供する新型コロナウイルスのワクチンで、太平洋諸国も恩恵を受けるとアピールした。ワクチンを含めた援助で太平洋地域への影響力を強める中国への対抗意識をにじませた。
 16カ国・2地域が加盟する同機構は今年が創設50年の節目で、加盟国でない米国の大統領が発言するのは異例。大半の太平洋諸国は外国と海で隔てられており感染が抑制されているが、パプアニューギニアやフィジーなど一部では感染が広がっている。
 米国はファイザー製ワクチン5億回分を購入し、世界に供与する方針を表明している。バイデン氏はこの一部が太平洋諸国に届けられると説明し、「ワクチンにはいかなる条件も付けない。命を守るためだ」と表明した。 (C)時事通信社