塩野義製薬は6日、開発中の新型コロナウイルス治療薬について、「条件付き早期承認」の年内申請を目指すと明らかにした。治療薬はウイルスの増殖を抑制する軽症者向けの飲み薬で、承認されれば軽症者用経口薬としては国内初。実用化をにらみ、年内に年間100万~200万人分の供給体制を整える。
 条件付き早期承認は、治験が難しい医薬品を発売後に評価を行う条件で承認する制度。塩野義の治療薬は感染初期に1日1回、5日間服用することで重症化を防ぎ、発熱などの症状を改善すると期待されている。7月に臨床試験(治験)を開始しており、第1段階の治験を9月、第2段階を11月に終了させたい考えだ。
 また、同社は海外への供給に向け、米国の生物医学先端研究開発局と協議を進めているという。 (C)時事通信社