暑さ対策で急きょ開始が1時間早められた陸上女子マラソン。新型コロナウイルス対策で観戦自粛が要請されていたが、午前6時のスタート前から沿道には多くの人が詰め掛けた。コース沿いの住宅地では、マンションのベランダから応援する住民の姿も見られた。
 スタート地点となった大通公園付近では、沿道に幾重もの人垣ができた。近所の60代女性は「知事や市長が自粛を呼び掛けているが、選手が頑張っているから」と駆け付けたという。「開始前倒しを朝知り、慌てて来た」と話す人もいた。
 マンションが立ち並ぶ札幌市豊平区では、ヒマワリやラベンダーなどの花を手に、ベランダや敷地内から「ステイホーム」で応援する人も。住民の女性(30)は「子どもの頃から通る道を五輪選手が走り、ぐっときた」と感慨深げだった。
 この日の札幌市は朝から気温が上昇。午前9時すぎに30度を超え、97年ぶりの記録更新となる18日連続の真夏日となった。レース終了時でも29度に達しており、体を冷やそうと、大会組織委員会が用意した砕いた氷を入れたポリ袋を手に走る選手の姿もあった。沿道では熱中症とみられる症状で救急車に乗せられる観客もいた。 (C)時事通信社