東京五輪の閉会式が行われた8日、会場となった国立競技場前の歩道は、新型コロナウイルスの感染拡大下にもかかわらず、多くの人でごった返した。
 写真撮影の人気スポット、五輪モニュメント周辺は交通規制が敷かれたが、JR千駄ケ谷駅から競技場方向へ向かう人の流れは途絶えず、警察官が「立ち止まらないようにお願いします」と呼び掛けていた。
 歩道はカメラを構えた人らで密状態になり、缶ビールを飲みながら談笑する若者の姿も。式典開始直後、競技場から花火が打ち上がると「おーっ」と歓声が上がった。
 頭に富士山のかぶり物をして訪れた津市の会社員増井孝充さん(53)は「暗いニュースが多い中だが、選手の活躍に自分も勇気をもらった」と話した。
 一方、少し離れた秩父宮ラグビー場周辺には大会に反対する人が集まり、「オリンピックはいらない」などと抗議。その様子を見て「きょうで終わるのに」とつぶやく人もいた。 (C)時事通信社