キリンホールディングス=2021年12月期の連結業績予想を売上収益や純利益などいずれも下方修正した。ミャンマーでの政情不安や新型コロナウイルス感染拡大の影響を反映。将来の業績への影響を勘案し、6月中間決算で214億円の減損損失も計上した。 
 同社はミャンマーのビール最大手ミャンマー・ブルワリー社に国軍系企業と共同で出資。ミャンマーでは、コロナの感染急拡大を受けた需要の減少に加え、缶の調達が困難になっているという。また2月のクーデターで政情不安に陥っており、会見した横田乃里也常務は「減損はコロナの感染拡大を受けた事業計画の見直しと、カントリーリスクの上昇を含めて計算した」と述べた。
 ミャンマーでの事業について横田常務は「(国軍系企業と合弁の)解消に向けて協議を継続していく」と説明。撤退については否定した。
 6月中間決算は減収減益。今年1月に豪州の乳飲料事業を売却したことで、売上収益が減少。コスト削減などを進めたものの、法人税負担が増え、純利益も落ち込んだ。(C)時事通信社