電通グループ=2021年12月期の連結業績(国際会計基準)は増収を予想する。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ広告市況などが国内外で回復し、検討中の本社ビルの譲渡や4月の東京都内の土地売却も寄与する見通しだ。営業損益と純損益は黒字に転換し、上場来最高益になると見込む。 
 オンラインで記者会見した曽我有信取締役は、業務を請け負う東京五輪・パラリンピックについて「グループ全体に占める関連イベントの収益は大きくない」と説明した。広告市況への影響については「無観客となってテレビやインターネットという新しいメディアを通じて見ることはマイナスではない」と語った。
 21年6月中間期は、広告市況などの回復で売り上げが拡大。営業利益は2.9倍、純利益は2.3倍になった。(C)時事通信社