楽天グループ=2021年6月中間連結決算は営業損益、純損益とも赤字。新型コロナウイルス流行が続く中、電子商取引(EC)事業や金融関連事業が好調で売上収益は伸びたものの、モバイル事業などの先行投資費用がかさみ、前年に続き赤字決算となった。 
 モバイル事業は、契約者増に伴ってローミング費用も増えたことで1972億円の営業損失となった。基地局建設を急いでおり、来年3月ごろからローミング費用は大きく減る見通しという。累計の契約申込件数は442万件だった。
 三木谷浩史会長兼社長は、基地局の投資費用を抑えることができる「完全仮想化」技術の海外提供について「すでにかなり多くの事業者から問い合わせや商談が入っている」と強調。23年を目指している携帯事業の黒字化時期が多少早まる可能性を示唆した。
 楽天カード、楽天銀行などフィンテック事業は順調に成長した。楽天証券の口座数は624万に拡大しており、「近い将来、口座数で日本一になる」(三木谷氏)見通しだ。(C)時事通信社