国の規格に適合しない着色料を使って湿布薬を製造したとして、佐賀県は12日、久光製薬に医薬品医療機器法に基づく行政処分を行ったと発表した。遅くとも2014年から、「サロンパスホット」に使う着色料の検査で不正があったことが判明。13日から4日間、同社は第二種医薬品の製造販売を停止される。不正な検査を行っていた鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)も同日から8日間の業務停止処分を受けた。
 検査では、基準よりも多い不純物が検出されたにもかかわらず、一部を取り除いて基準値内になるよう操作していた。昨年5月、検査担当の一人が品質管理部門にメールを送り、不正が発覚した。同社の調査に対し、担当者らは「着色料なので軽視していた」と話しているという。
 同社は中冨一栄社長の月額報酬を1カ月間、20%減給するなどの社内処分を決めた。 (C)時事通信社