東京都の小池百合子知事は13日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない現状について「昨年コロナが襲ってきて以来の、まさに最大級、災害級の危機を迎えている」と述べ、都民に徹底した感染対策を求めた。その上で、感染者の重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」の実施を医療機関に加え、宿泊療養施設に拡充する考えを示した。
 抗体カクテル療法に関しては、都内約120カ所の入院重点医療機関に薬剤を常備する方針や、都立・公社病院で20床程度の専用病床を確保したことを説明。13日から一部の宿泊療養施設に医師を配置するなど、同療法を実施できる態勢を整えたことも明らかにした。小池氏は「ワクチン接種に抗体カクテル療法を加えた攻めの戦略で重症化を防いでいく」と語った。
 小池氏は「(西日本で起きている)豪雨被害もコロナの被害も同じ災害だ」と指摘。「人流が増えれば結果として病床がふさがり、救える命も救えなくなる」と危機感を表し、帰省や旅行を含む外出の自粛を改めて都民に要請した。 (C)時事通信社