新型コロナウイルスの空港検疫をめぐり、厚生労働省は18日、航空機内で陽性者の周囲に座っていて濃厚接触した疑いがある人のリストの一部を関係先に送り忘れていたと発表した。ウイルスが変異したペルー由来の「ラムダ株」感染者をめぐるものもあった。
 厚労省によると、入国時の検疫で陽性が判明した場合、濃厚接触の疑いがある乗客のリストを、滞在する自治体に送付。五輪関係者の場合は組織委などにも送っていた。
 だが7月20日にペルーからの入国者が陽性となった際、4自治体と組織委にリストを送付しなかった。翌日にフィリピンからの入国者が陽性となった際も自治体に送付しなかったという。ペルーからの入国者は五輪関係者とされ、その後、ラムダ株への感染が判明した。
 省内での点検で、今月16日にミスが発覚。リストに載っていた人の状況を調べたが、入国後に陽性が確認された人はいなかったという。 (C)時事通信社