新型コロナウイルスの「第5波」が猛威を振るう中、感染した子どもを自宅で看病する際の注意点を国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)がまとめ、ホームページで公開している。息苦しそうにしたり、嘔吐(おうと)を繰り返したりする場合は、医師らに早めに相談するよう呼び掛けている。
 厚生労働省によると、感染の急拡大が続く東京都や大阪府などでは、20~40代の感染増に伴い、0~4歳の新規陽性者数も増加傾向が続いている。親などからうつる家庭内感染が主因とみられ、同省専門家組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「(インド由来の)デルタ株により、子どもも徐々に感染しやすくなっている」と分析する。
 国立成育医療研究センターによると、子どもは感染しても「多くの場合は軽症」だ。だが、意識がはっきりしない▽食欲が低下している▽顔色が悪い▽息苦しそう▽嘔吐を繰り返す―などの場合は、担当の保健所やかかりつけ医に早めに相談することが重要という。
 2歳未満の場合は感染していなくても、マスクを着用させないように呼び掛けている。息が詰まる危険があるためだ。ウイルスは便にも排出され、使用済みのおむつはポリ袋で2重に密閉して捨てるべきだとした。
 子どもの体を拭いたり、添い寝をしたりする場合は、マスクに加え、可能なら使い捨てのエプロンなどを着用することも必要と指摘。歯磨き粉やバスタオルなどの共有を避けることも呼び掛けている。 (C)時事通信社