【シドニー時事】オーストラリアで26種類のカエルが絶滅の危機にひんしていることが20日、調査で明らかになった。特有の感染症や気候変動が主因で、豪州で確認されているカエルの約1割に当たる。調査に参加した研究者らは「手遅れとなる前に緊急の保護策実施を」と政府などに訴えた。
 調査は国内の大学や政府機関、動物園などから研究者29人が参加した。それによると、胃の中で子供を育てるカモノハシガエルの仲間など4種類は既に絶滅した公算が大きいと判断。黄色い皮膚に黒い縦じまが特徴のコロボリーヒキガエルモドキなど4種類は「救済に向けた効果的な手段を講じなければ2040年までに絶滅する可能性が高い」と分析した。
 豪国内では200種類以上のカエルが確認されている。調査に参加した北部準州政府の専門家グレーム・ジレスピー氏は、ぬかるんだ土壌を必要とするカエルが雨不足によって生存が危ぶまれるなど「気候変動が19種類のカエルへの脅威になっている」と指摘。両生類の間に流行しているツボカビ症も要因と説明した。 (C)時事通信社