三重県の鈴木英敬知事は21日、臨時記者会見を開き、今秋に県内で開催される国民体育大会について、新型コロナウイルスの感染が急拡大していることなどを受け、県として中止する方向で日本スポーツ協会や文部科学省に協議を申し入れたと発表した。週明けにも、協議を始める方針。同県で国体後に開催される全国障害者スポーツ大会についても、中止の方向で検討に入る。
 鈴木氏は「断腸の思い、苦渋の決断で、中止する方向で主催者と協議に入ることとした」と明かした上で、「懸命に努力を重ねてきたアスリートらに対し、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
 中止が決定した場合、県の両大会実行委員会総会で延期の是非を審議。延期が決まった場合は、2027年に開催される見込みだという。
 県は17日、国体を一律無観客で開催すると発表し、9月4日に始まる水泳などの会期前競技の実施を決定。総合開会式がある同25日以降に実施の競技については、全国の感染状況などを踏まえて、改めて4日にも開催可否を判断するとしていた。 
 新型コロナの影響により、昨秋の開催が見送られた鹿児島県での国体は、23年に実施されることが決まっている。(C)時事通信社