障害者スポーツの祭典、東京パラリンピックが新型コロナウイルスの影響による1年延期を経て24日に開幕する。1964年以来、57年ぶり2度目。同一都市が夏季パラリンピックを2度開催するのは初めてとなる。
 競技会場がある東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県全てで緊急事態宣言が発令され、全国的にも感染拡大が続く中での開催となる。政府や大会組織委員会などは全会場を原則無観客とする厳しい感染対策を講じた。児童生徒らに観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」は、希望する自治体や学校に対して実施する。
 組織委は22日、大会参加資格証を持つ30人のコロナ陽性を新たに発表した。一般客は来場しないとはいえ、大会を通じて感染予防対策などで難しい運営を迫られそうだ。
 大会には、159の国・地域と難民選手団が参加(22日現在)。選手数は今月上旬時点の見通しでは約4400人。最終的な規模は23日に国際パラリンピック委員会(IPC)が公表する見込み。
 大会開催準備は最終段階に入った。金を含む複数のメダル獲得が期待される車いすテニスの日本代表は、22日に会場の東京・有明テニスの森公園で練習を開始。男子の国枝慎吾(ユニクロ)はセンターコートで早速汗を流した。 (C)時事通信社