新型コロナウイルス感染の急拡大が続く中、東京都内では、24日開幕の東京パラリンピックで実施される児童生徒向けの「学校連携観戦プログラム」について、参加を見送る自治体が相次いでいる。18日時点で8自治体が参加予定だったが、24日、江東区と江戸川区が中止を表明。墨田区は既に取りやめを決めており、感染状況次第では、今後さらに増える可能性もある。
 中止の理由として、江戸川区は新型コロナの感染拡大や医療体制の逼迫(ひっぱく)を挙げ、「子どもたちにとって素晴らしい機会だと思い、直前まで検討を重ねたが中止に至った」。江東区は「子どもの安心安全を考慮した」としている。
 一方、渋谷区は予定通り参加する方針。約9000人の子どもが観戦する方向で調整している。担当者は「これまで何年にもわたり、オリンピック・パラリンピック教育を実施してきた。観戦は子どもにとって大きな意義がある」と語る。杉並区は学校を通じ保護者の希望を確認中だが、担当者は「観戦したい子どもがいるなら機会を与えたい」と強調している。
 プログラムは25日から9月5日までの予定で、希望する児童生徒に対し、都が会場での競技観戦の機会を提供する。都によると、24日午後3時時点で参加の意向を示しているのは新宿、渋谷、杉並、八王子4市区と都立学校6校で、最大約2万人が観戦予定。港区は「検討中」という。18日時点では8自治体と都立学校23校の最大約13万2000人が観戦予定だった。 (C)時事通信社