【台北時事】台湾政府は25日、新型コロナウイルスの新規感染者の確認が海外からの渡航者1人にとどまり、市中感染例はゼロだったと発表した。海外渡航者以外の新規感染者が確認されなかったのは、5月9日以来、約3カ月半ぶり。
 台湾では5月中旬から感染が急拡大。政府がレストランの店内飲食を一時禁止するなど、市民の行動を制限した結果、再び感染抑え込みに成功した。ワクチン接種も加速させており、1回目の接種を受けた人の割合は、40%を超えた。
 新型コロナ対策本部の陳時中・衛生福利部長(厚労相)は25日、「状況が安定したにすぎない」と述べ、外出時のマスク着用や手洗いなどの対策を徹底するよう呼び掛けた。対策本部は、感染力が強いデルタ株が流入しないよう、厳しい水際対策を続ける方針だ。同日は1人の死亡が発表された。 (C)時事通信社