塩野義製薬は25日、開発中の新型コロナウイルス治療薬について、来年3月までに国内外で合計1000万人分の供給体制を整える方針を明らかにした。国内では年内に100万~200万人分の供給体制を整備。加えて海外メーカーへの生産委託などを検討しており、海外向けの供給にも力を入れる。
 開発しているのは、ウイルスの増殖を抑制する軽症者向けの飲み薬。感染初期に服用することで重症化を防ぎ、発熱などの症状を改善する効果が期待されている。
 国内では、治験が難しい医薬品を発売後に評価する条件で承認する制度「条件付き早期承認」の年内申請を目指している。さらに、米国で来年3月をめどに緊急使用許可を取得する考えだ。 (C)時事通信社