【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は25日の記者会見で、中国の陳旭・駐ジュネーブ国際機関代表部大使が24日に世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対し、新型コロナウイルスの起源をめぐり、米陸軍の研究所と米大の研究チームを調査するよう文書で要求したことを明らかにした。中国国営メディアが集めた約2500万人分の署名も併せて提出した。
 米国が、中国・武漢のウイルス研究所からの流出説も対象とする独自調査の結果を近く公表するのを前に、対抗姿勢を鮮明にした。
 汪氏は会見で、米メリーランド州フォート・デトリックにある米陸軍の医学研究施設について「2019年に重大な事故を起こして(一時)閉鎖された」ことを疑問視。米ノースカロライナ大のラルフ・バリック教授の研究チームが「早くからコロナウイルスの合成・改造能力を持っていた」とも指摘した。その上で「米国が実験室からの流出説にこだわるなら、WHOはまずフォート・デトリックとノースカロライナ大に行って調査すべきだ」と主張した。 (C)時事通信社