厚生労働省は26日、新型コロナウイルス対策強化のため、医療機関に支払う診療報酬の加算を引き上げると発表した。若年層の中等症患者が増えていることから、肺炎の症状があり酸素吸入が必要な中等症IIに対応する加算を通常(9500円)の5倍から6倍にし、1日5万7000円にする。新たな患者負担は発生しない。
 中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)が、同日の持ち回り総会で了承した。政府が27日に閣議決定する予備費の支出分に関連経費約20億円を盛り込む。同日から適用する見通し。
 肺炎はあるが酸素吸入までは必要ない中等症Iなどに対応する加算も、3倍から4倍に引き上げ、1日3万8000円とする。
 ワクチンの接種が進んで高齢患者が減り、代わりに若年層の入院が増えている。若者は高齢者より重症化のスピードが遅いため丁寧な観察が必要なほか、以前より治療法が高度化していることなどから、医療機関への手当増が必要と判断した。 (C)時事通信社