【北京時事】中国の馬朝旭外務次官は28日、新型コロナウイルスの起源に関し米国家情報長官室が発表した調査結果の概要について「徹頭徹尾、政治的な虚偽報告で、科学性や信頼性が全くない」と批判する談話を出した。「中国は断固とした反対を表明する」と反発し、既に米側に抗議したことも明らかにした。
 在米中国大使館も28日に声明を発表。調査結果は中国湖北省武漢市のウイルス研究所が起源となった可能性を排除していないが、声明は、研究所から流出した可能性は極めて低いとした3月公表の世界保健機関(WHO)現地調査団の報告書こそ「明確な結論だ」と反論した。
 声明はさらに「中国が国際調査を阻み、情報共有を拒絶したと中傷している」と米側を非難。「米政府はコロナ対策の失敗の責任から逃れるため、中国に責任を押し付けている」と主張した。 (C)時事通信社