東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は30日、パラリンピックの学校連携観戦プログラムで生徒を引率した千葉市の市立中学校の教員2人が新型コロナウイルスに感染したことに関し、「感染した教員が引率してきたことには大きな課題がある。なぜ事前に分からなかったのか。大いに反省すべき点がある」と述べた。
 29日までに約8000人の児童生徒が学校連携観戦で各会場を訪れた。引率教員の感染判明を受けて、武藤氏は「学校連携観戦には、重要な意味合いもある。コロナ禍だから、全てやらなければいいというわけではない」と話し、実施を続ける考えを示した。 
 教育現場での感染拡大防止は教育委員会の問題としながらも、学校連携観戦に際しては「自治体や学校で留意するようお願いしている。この問題に対しては十分に注意喚起したい」と語った。
 武藤氏は東京パラリンピックの中間総括で、コロナ対策について「今のところ大会運営に大きな影響を与える問題はなく、ここまで順調に対応してきたと考えている」と述べた。パラリンピック関係では30日発表分までに、選手13人を含む大会参加者241人の陽性が確認されている。(C)時事通信社