日本専門医機構は本日(8月30日)ウェブで記者会見を開き、同機構理事長の寺本民生氏が、来年度(2022年度)の臨床研究医コースの専攻医を募集する意向がある各領域学会の施設が60施設に達したことを報告した。同機構では既にこれらの施設に対する審査、承認を進めており、10月中ごろまでには各施設における同コースの専攻医を確定させる見込みだ(関連記事「専門医研修、臨床研究医コース募集へ」)。

内科領域で11施設、整形外科で10施設が参加希望

 臨床研究医コースの専攻医を募集する意向を示した60施設を領域別に見ると、現時点では内科領域(11施設)、整形外科領域(10施設)、小児科領域(8施設)の順に多く、一方で脳神経外科、放射線科、病理、救急科は同コースに参加しない方針を示している。

 今年度、臨床研究医コースの応募者は26人(27人中1人が辞退)にとどまり、定員の40人を満たさなかった(関連記事「臨床研究医、初回応募者は定員割れの27人」)。そこで同機構は、臨床研究医コースの利点や意義などをアピールする動画を作成するなどの対策を講じてきた(関連記事「臨床研究医の認知度アップへ動画製作」)。会見で寺本氏は「こうした取り組みにより、来年度は定員を上回る募集施設を確保できた」と述べ、「日本の臨床研究に寄与する人材が順調に育成されることを願っている」と期待を示した。

 同機構では現在、これらの施設に対する審査、承認を進めており、10月中ごろまでには同コースの応募者に対する合否を確定させる見通しだ。

(陶山慎晃)