【ワシントン時事】米南部テキサス州で1日、人工妊娠中絶を事実上禁止する法律が施行された。心拍が確認された胎児が対象で、レイプ被害や近親相姦による妊娠も例外としない厳しい内容。バイデン大統領は同日発表した声明で、「明らかに憲法上の権利を侵害している」と同法を厳しく批判した。
 米メディアなどによると、法律は5月に成立。中絶手術を行う医療機関が差し止めの暫定措置を求めていたが、連邦最高裁はこれを退けた。
 同州のアボット知事(共和党)は1日、「命よりも貴重な『自由』などない」と歓迎するコメントを発表。これに対しバイデン氏は「女性が必要な医療を受ける権利を損なう法律だ。特に有色人種コミュニティーや低所得層が影響を受ける」と指摘した。 (C)時事通信社