【フランクフルト時事】ユーロ圏19カ国の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は9日、定例理事会を開いた。新型コロナウイルス危機対策で導入した資産購入計画について、景気回復を受けて債券の買い入れペースを緩やかに減速することを決めた。コロナ対応の緊急措置終了に向けた第一歩となる。政策金利は据え置いた。
 欧州ではデルタ株の感染が拡大する一方、ワクチン接種が進展。厳しい行動制限や店舗営業規制が緩和されている。ラガルド総裁は記者会見で、ユーロ圏の経済回復は勢いを増していると指摘。域内総生産(GDP)は「年末までに危機前の水準を上回ると見込んでいる」と説明した。 (C)時事通信社