新型コロナウイルス感染症で入院した18歳未満の子どものうち約3割が無症状で、あっても大半は軽症だったことが10日、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)などの調査で分かった。症状はせきや鼻汁などが多かった。
 同センターと国立国際医療研究センター(同新宿区)は、2020年1月~21年2月に報告のあった全国の18歳未満の患者1038人を分析。うち308人(29.7%)が無症状だった。
 症状がある患者の内訳(複数回答)は、せき(37.1%)、鼻汁(29.5%)、味覚異常(13.0%)が目立ち、2歳未満や13歳以上に多かった。
 酸素投与が必要な患者は15人にとどまり、死者はいなかった。入院期間の中央値は8日間で比較的長期だった。
 デルタ株が国内で流行する前の調査のため、同株の重症化リスクは不明という。国立成育医療研究センターは「今後、デルタ株の子どもへの影響を考える上で、貴重な比較材料になるのでは」と指摘している。 (C)時事通信社